2001 TOUR de AICHI

Entry race
 
豊田白浜公園〜茶臼山:160km往復路


前日から、明らかに午後から雨が降るとの天気予報。準備段階で、ウィンドブレーカー+短パンカッパか、フルレイン仕様のカッパにしようか悩みながら、両方を荷造り。結局寝たのは1時近くだっただろうか。
 
当日、朝食はロングランを考えいつもより栄養の有りそうな物を食べる。永井さんが5時半に迎えに来てくれた。途中コンビニにて、キットカット、ウィダーインゼリー(エネルギー)を買う。これに、買い置きのカロリーメイト。
 
6時過ぎ集合場所に到着。車は10台ほどか、しかし、寒い。これで雨が降ってくるかと思うと先が思いやられる。ロードばっかかと思っていたが、マウンテンも若干いてほっとした。程なく、更に参加者が集まってくる。結局総勢75名らしい。
 
と、突然ゆうぞうさん登場!今日は仕事らしく出勤途中だそう。思わぬ激励に意気上がる。
 
7時からのミーティングまでに、皆それぞれ準備を進めている。私が、どのカッパをどうやって持ってくか苦慮している横で、永井さんがシートポストクランプタイプのキャリアを誇らしげに見せる。これに、着替えをくくりつけるそうな。くー、羨ましい。リュックは背負いたくなかったが、結局上記3点カッパを背負って行く事に。しかし、この悩んだ挙句全部持って行ったのが大正解に...そのうちJEEPさん到着。随分テンションが低い。どうやら途中で引き返すつもりとの事。うーむ、残念。最後に津田さん登場、近くなんで自走だそう、おお!ビアンキのナイアラだ。(私と同じクロスバイク)
 
受付でA4一枚の地図をもらうが、豊田から茶臼山までが入るスケールなんで、うーん、よく見えん。で、ミーティング。サポートカーは1台のみ。皆さん自己責任で完走してくださいとの事。
 
7時半スタート。ロード組みがバンバン抜かしてく。永井さん津田さんがそれに付いてってるのが又すごい。矢作川の堤防上で、既に先頭は見えない。ま、160kmあせるこたない、マイペースで行こう。
 
やがて、県道11号へ。この頃になると、自然と小集団ができ始め、私はJEEPさんを含め4人で走っていた。名鉄三河線の踏切を抜け、猿投グリーンロードをくぐり、川沿いをひた走る。もう下から20人以内には入ってるだろう、予想より皆早い。藤岡町、小原村(標識見たとき、小原村!えらいとこ走ってんなと思った)を抜け、旭町へ。役場付近コンビニがあって、ロード組みが大勢休んでいた。しかし、あの人達どうしたんだろう、この後抜かれた覚えが無いんだが...

そして、串原村へ、おいおい岐阜県だよ!矢作第二ダム、第一ダムと徐々に坂がきつくなり、結構アップダウンも多い。第一ダムでJEEPさんとお別れ、いよいよ自分との戦いの色が濃くなる。補給は10時と決めていたので、国道257に出る直前に一緒に走っていた人と休憩。

この時点で一人切れて、二人になっていた。ここは、カロリーメイトをたいらげる。一瞬257を走り、県道20号で上矢作町へ。この辺は東海豪雨の爪痕がいまだに残っていた。そのうち稲武町へ、おお!ただいま愛知県。で、こっから国道153。ひえ〜、車多くて走りにくー。大野灘トンネルでライト大活躍。(実は帰りもフィニッシュ間際活躍してしまうんだが...)


選手仲間で一枚!
と、ここで小降りの雨が本降りに。パンツ濡れるの嫌なので、短パンカッパ登場。ついでに、ウィダーも食す。この頃既に一人旅。

程なく根羽村、なんと長野県です!役場脇から県道46号、いよいよ勝負の売木峠!と、勝負前にペットボトルを1本購入。ついでにここでも、ウィダーをちゅうちゅう。(キャップ付きで便利)既に雨は土砂降りです。この先約15km時速4km以下が延々続きました。時にはスピード表示0のときも。霧がすごく山の頂が見えないため、サイクルコンピュターの距離表示だけを頼りに進みます。自分の感覚で、もうすぐ峠と思った12時50分ごろ、トップが下りて来ました。皆声をかけてくれて、励みになります。特に 「後何キロ!」 とか 「後ちょっとで峠!」 みたいな距離が分かるのが助かりました。ようやく県道を離れ、茶臼山高原に差し掛かる頃には、霧で視界5mぐらい。
 
そんな中、偶然にも帰りの永井さん津田さんに遭遇。二人にどうやってレストハウスに行くのか聞けたのが大ラッキー。霧がすごくて、どこに向かって走っていけばいいのか全く分からない状態だったから。レストハウスに到着、タイム申告。13時10分、多分50番台か。
大急ぎで昼食をとる。ウィンドブレーカーと短パンカッパを着ていたにもかかわらず、汗か雨かパンツまでびしょ濡れ。寒い。下りは、迷うことなくフルレインのカッパに着替えた。
 
それにしても、何人かは山頂にお迎えが来ていてなんか複雑な気持ちだった。もちろん公式には往路だけのイベントなのでいっこうに構わないのだが。自分の中では160km走って何ぼのもんじゃろうという気持ちがあったから...
 
気を取り直してスタート、13時50分。途中まだ上って来る人、数人とすれ違う。落車に十分気をつけ、ペースを落として下る。153に出るまでは、ほとんどブレーキ握りっぱなし。ほんとは、下りなんてちんたら走ろうと思ってたんだが、永井さん待たせる事になるので必死こいてこいだ。後々これが効いて、何とかとっぷり日が暮れる前に帰って来れたんだな。とにかく踏んだ、必死にこいだ。153大野灘トンネル、歩道行こうか迷ったけど車道下りで40km、怖かった。もう、帰りはずーっと独り、なんか俺しか走ってないんじゃないか、なんて思ったりしたね。


ゆうぞうさんとの一枚です
矢作ダムに着く頃には、雨も止んだんで、行きと同じかっこに。後は、ひたすら孤独との戦い。永井さんに近くまで来たら電話する約束になってたので、豊田市に入って電話。後20km、17時半には着きたい。既に、ライトオンする暗さ。豊田市街で、とうとうサポートカーにまで抜かれてしまった。これって、俺より後ろいないって事?
はぁ〜、やっと矢作川の堤防だ〜。スタート地点の久澄橋が見えてきた。多分、数台しか車残ってないんだろうなー、なんて思いながら走る。薄暗い中、駐車場が見えてきた。お、結構いるじゃん。
何か、こみ上げてくるものが有った。皆が、帰り支度をする中、静かにゴール。
 
永井さんの車の方へ行くと、ゆうぞうさんもいる。二人の拍手に迎えられてバイクを止めた。17時15分。やったー、完走したー。
 
しばし放心状態。ゆうぞうさんの差し入れを食べたり、記念写真を撮ったりして、余韻を楽しんだ。
 
銭湯の入浴券をもらっていたので、入浴後、当然モックへ報告しに行った。

 (文 渡辺選手)